データ分析とビジネスの繋ぎ方【カスタマーサクセスTIPS】
こんにちは、ゆきろうです。
とあるマーケティングデータの会社でカスタマーサクセスとして働いています。
普段の役割として、顧客とデータサイエンティストの間に立ち、ビジネスに役立つ解釈を伝えるデータコンサルをしています。
データサイエンティストの手を借りずに自分で分析することも多いです。
本日は、そんな普段の仕事で意識している「データからビジネスに役立つ解釈をいかに伝えるか」について書きたいと思います。
データから解釈する際、僕は必ず以下2点を意識しています。
1.分析目的に沿った結果になっているか
2.「事実→解釈→提案」の構成ができているか
1.分析目的に沿った解釈になっているか
データ分析を進めるうちに本来の分析目的からズレてしまう、というのはよくある話です。
また、データを見始めてから分析目的が曖昧だったことが分かる、という事態もよくあると思います。
そのため分析目的を依頼者(僕の場合は顧客)ときちんと擦り合わせておくことは非常に大切です。
もし途中で分析目的が曖昧になったり、方向転換の必要が出た場合は、すぐに依頼者とコミュニケーションを取って軌道修正しなければなりません。
(クドくなりすぎない程度に)事前に密なコミュニケーションを重ねるほど、依頼者の最終的な納得感は強まります。
2.「事実→解釈→提案」の構成ができているか
どんなに筋が良い分析をしても、次のアクションに結び付かなければビジネスとして意味がありません。
そして次のアクションに結び付けるには、事実を伝えるだけでは不十分です。
つまり分析結果を伝える表現としては、
「○○が良くなかった。」で終わるのはなく、
「○○が良くなかった。これは□□が原因と考えられる。そのため△△すると良い」と、
具体的なアクションまで示す必要があります。
一方で、手持ちデータだけでは□□や△△を断言するのは難しい場合もあると思います。
ただ仮説としてでもここで触れておけば、次のアクションとして□□や△△を検証する動きが取れます。
逆に納得して貰えれば、次は△△をするために動くことになります。
このように次へ次へと繋がっていく分析は依頼者の実務に役立ち、ビジネスを前に進めることができます。
事実に解釈や提言を加えてこそ分析者が介在する意味がありますので、データの伝え手になることがある方は是非お試しください!
以上!